富士商グループホールディングスの新年互礼会を1月8日(土)に開催しました。
今年も新型コロナウィルス感染症拡大防止のため人数を限定し、59人が出席しました。
藤田敏彦代表より年頭あいさつと各社の取り組みへの振り返りが行われました。
昨年はDX、カーボンニュートラル、SDGsの勉強会をしました。DXと言ってもあまり大上段に構える必要はありません。小さなことから始めましょう。グループ会社にはペーパーレスを進めているところもありますので、全社でコンテストのような遊び心も入れて競い合うのもいいと思います。カーボンニュートラルはもう避けては通れません。グループ会社の選抜メンバーを6チームに分けて勉強会に取り組みました。富士商グループはいろいろな事業をやっていますので、さまざまな取り組みができると思っています。今年初めの業界紙に合成燃料、グリーン水素やブルー水素の記事が出ていました。ニュートラルで新しいものが増えると同時に、既存のものをしっかりと維持していく必要があると受け止めています。SDGsはコストという思いが少し強かったのですが、ベースそのものになるという思いに変わってきました。しっかり取り入れることで新たなビジネスチャンスが生まれ、若い人が会社を選ぶ一つの基準になっています。また、数年先の長期プロジェクトのバックキャスト、1年以内の短期プロジェクトのフォアキャスト思考を学びました。富士商は今年7月21日に創立70周年を迎え、記念式典を予定しています。70年間、いろいろな取り組みをして今がありますから、これからも失敗を恐れずにチャレンジしてほしいと思います。富士商グループのいいところは、失敗が許される風土があることだと思います。なぜなら、私が一番失敗したからです。一番悪いのは何もしないことです。今から30年先にフォーカスして、100周年にどのような会社になっているかをまず決めてバックキャスト、3年、5年、10年の取り組みを定めましょう。新しいことについては全て専務中心でと伝えています。70年経っているわけですから、いろいろな不具合もあるでしょう。整理するのが私の中心的な役割です。今年は新型コロナウイルスが終息を迎える年になってほしいと思っています。DX、カーボンニュートラル、SDGsの取り組みをしっかりとして、コロナが開けたときには、すぐに上昇気流をキャッチアップできるようにしましょう。そのために、たとえ失敗したとしてもいろいろなことにチャレンジしてほしいと思います。これからは本物しか生き残れない時代です。自分の会社の存在意義がお客さま、社員、社会にとってどんな価値があるのか詰めて、簡潔な言葉でしっかりと表現できればと思いますので、各社でよく考えてください。何はともあれ健康でないと精神的に前向きにはなれません。健康に留意され、それぞれが活躍されることを心から祈念いたします。今年一年どうかよろしくお願いいたします。
藤田征人取締役より年頭あいさつと2022年度の展望についてお話しいただきました。
新型コロナはオミクロン株により出口が見えない状況です。先ほど会長もおっしゃっていたように、終息したときにいかにすぐ動けるような準備が整っているかが一番大切だと思いますので、皆さんも気を引き締めて、生き残っていける会社、グループになれるよう取り組んでまいりましょう。DXの勉強会で仲間を募りましたが、一昨年から名刺活用ツールsansanを富士商と富士産業で活用しています。営業から、かなり内容が充実していると聞いていますし、私も気に入っています。費用はかかりますが参加していただいてグループ全体で取り組み、お客さまの情報を一元化できればと思います。また富士商の産業エネルギー部ではオンライン営業システムbellFace、顧客管理システムSalesforceを導入しています。データが積み上がれば、質問をしたお客さまの見込みがどれくらいあるか、数字はもちろん感覚の両面をそのグループで共有できるようになりますので、好事例など良い報告ができるようにしっかり活用していきたいと考えています。カーボンニュートラルの勉強会ではグループ分けをしましたが、情報共有の場でもあります。富士商グループが持ってる情報はかなり濃いものなので、一つに集約することで必ず間違っていない方向に進んでいけると考えています。SDGsは2030年までの持続的可能な開発目標ということで、かなり広いターゲットではありますが、各グループ会社が当てはまる項目があります。70周年においては、中期計画の3カ年計画の終わりの年で、良かった点と難しかった点がありました。難しかった点は、3カ年を計画した段階で新型コロナが出て、なかなかその環境に対応できなかったところです。良かった点はSSやTSUTAYAのスクラップアンドビルドの新しい取り組みがかなりできたことです。中期計画はフォアキャストで今なにをするべきなのかを考え、2052年の100周年がどんな環境になっているか正確に把握することは難しいですが、バックキャストで2042年、2032年のあるべき姿を見出し、しっかり定めて、雇用や事業の成長性をしっかり確保できるグループになっていきたいと考えています。7月まであまり時間はありませんが、良いものを発表できるように準備してまいります。本年も昨年同様、かなり変化の多い年になると思います。常にチャレンジすることを忘れずに、この1年がより良いものになることを祈念いたします。
グループ表彰は以下の通り
優秀団体表彰 銀賞
西部特アス
安全に対するゴールゼロの取り組み
以上